18日の首相発言

    小泉首相 上限金利、借り手需要も考慮すべき

 小泉純一郎首相は18日の参院行政改革特別委員会で、出資法の上限金利(29.2%)を利息制限法の上限(15〜20%)まで引き下げようとの議論について「金利が高くても借りたいという人がいる。借りる側から見れば、(金利は)低い方がいいに決まっているが、高利でも金を借りなければならない人がいるということも考えないといけない」と、借り手の需要も考慮すべきだとの見解を示した。民主党前川清成氏の質問に答えた。
 金融庁の「貸金業制度等に関する懇談会」(座長・吉野直行慶大教授)は「上限金利を利息制限法の上限水準に向け引き下げるのが望ましい」とする中間提言をまとめたが、小泉首相は「貸手と借り手、両方の意見をよく聞いて議論してもらいたい」と指摘。上限金利引き下げに慎重な姿勢を見せた。【斉藤信宏】
毎日新聞) - 5月19日9時3分更新


すこし、ほっとした気分にしてくれますね。
以前は、高利をむさぼるとまで言っていたのに。
ここです。このタイミングで、どんどん関係団体は意見を公の場で
主張するべきです。
5月24日は、協会の理事会です。
そのときに、中小貸金業者の現状と金利が引き下げになった場合の業者と需要者
の予想動向をぜひアンケートでとって欲しいと提案するつもりです。
貸金業白書には載らない質問で。
大手は、もう下がった場合の経常損益予想を出しているのですから。
100億とか200億とか試算されていますが、300万でも廃業する業社も存在すること
を統計によって知ってもらういいチャンスと思うのでした。