総会そして決議文

                   決議  
 現在、金融庁貸金業制度等に関する懇談会で利息制限法による金利への引き下げを打ち出そうとしている。貸金業に関する規制金利がこれ以上引き下げられた場合には、小規模業者の営業継続は困難となり、転廃業せざるを得ない。また、小規模業者がこれまで協会の業務運営を担ってきたのであり、これらの転廃業は、協会の存続をも脅かすものである。貸金業制度等の見直しに当たっては、銀行等金融機関が回避するハイリスクの資金需要者に応えてきた小規模業者の存在に思いをいたし、我が国の経済、金融情勢をも含めた高い視点にたって検討されるべきである。
平成18年度通常総会において、協会員一人ひとりの名の下に出資法の上限金利引き下げに反対する。さらに、グレーゾーン金利を廃止し、出資法の現行金利への一本化を図るよう、強く要望し、以上、決議する。
     平成18年5月24日
                         社団法人  埼玉県貸金業協会
                               第33期通常総会


総会にあたっては、来賓でいらしていた神奈川協会会長の「金利が下がった場合、現在の資金需要者の半分の方が、行き場を失ってしまう」とても切実にお話されていたのが印象的でした。