呻ってしまう

昨日とあるものを楽天で購入しましたら、決済確認の次の画面で

三木谷社長の写真と以下のような文章が突然現れました。

楽天の三木谷です。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年11月13日より、皆さまからのご協力とご声援をいただきながら進めてまいりました、ヤフー様と当社の医薬品の通信販売継続に関する署名募集活動におきまして、署名が100万筆を突破いたしました。ご理解とご協力に感謝いたします。大変ありがとうございました。

100万人という、こんなにも多くの方々が、医薬品の通信販売継続に賛同していただいたということを私自身重く受け止めております。署名いただいた方々の声を、厚生労働大臣や検討会の委員、関係議員の方々などに、しっかりと届けてまいる所存です。

この規制によって困る人のコメントもたくさん寄せられました。

障害があって外出するのが困難な方、 薬局もコンビニもない離島にお住まいの方、 共働きで昼間買いに行けない方、 育児や介護をしている方、店頭で購入するのをためらうような薬を必要とする方、などなど本当にたくさん。

そのひとつひとつを拝見するにつけ、「こんなにも困る人がたくさんいる、通信販売以外の方法では十分に解決できない」ということを、国に伝えていかなければならないという私の想いはますます強くなりました。


署名募集活動に際して、浅野史郎様、中谷彰宏様、田原総一朗様、樋口裕一様といった、各界の著名人から、多数のコメントをいただきました。

浅野史郎様は、厚生省(現厚生労働省)OBでもありますが、「薬害は、薬そのものの副作用がはっきりしないまま市販薬として利用されることが問題であり、販売経路の問題ではありません。」とのコメントをいただいております。

厚労省の検討会では、通信販売でのより安全な販売環境を確立するため、業界におけるルール(安全策)を提案し、その実施を前提とした通信販売の継続を求めております。一方、規制しようとする日本薬剤師会などは、あくまで対面での販売にこだわっていますが、実質的に販売品目が限定される配置薬で十分代替できるとするなど大変矛盾した主張になっています。日本薬剤師会につきましては、電話で通信販売をする漢方薬局を経営している副会長自らが、6月以降も通信販売を継続することを示唆しており、会そのものが矛盾をはらんでいます。

また、そもそも、このような規制の導入が必要だと判断する根拠(立法事実)の調査もほとんどなされていませんし、法律の委任に基づかずに国民の権利を制限する本省令は憲法違反だとも考えられます。検討会の場などで、我々の考えをきちんと主張していき、6月以降も医薬品の通信販売が継続できるよう、全力を尽くします。

署名100万筆突破につきまして、重ねて、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。今後も、一筆でも多く署名を集めることができますよう、引き続きのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。


2009年3月26日
楽天株式会社
代表取締役会長兼社長 三木谷浩史

2005-2007年 3年間で14.3億円

上記の金額は5月3日(水)のサンデープロジェクトテレビ朝日系列)において 弊社、三木谷が衆議院議員鴨下一郎氏(前厚生労働副大臣)と医薬品の通販規制について討論した際に視聴者の皆様にお伝えしたものです。
その14.3億円が誰の手に渡っているのか、ということを明らかに致します。




自民党関係 905,860,000円

[内訳]

(1)所属議員(62人)
藤井基之(前参議院議員。2007年に落選) 324,900,000円
常田たかよし(前参議院議員。2007年に落選) 86,000,000円
松本純 56,500,000円
渡嘉敷奈緒美 28,900,000円
丹羽雄哉 28,600,000円
木村義雄 13,000,000円
津島雄二 12,200,000円
麻生太郎 8,000,000円
伊吹文明 7,900,000円
山崎拓 7,200,000円
田村憲久 6,060,000円
橋本龍太郎(死去) 6,000,000円
金田勝年(前参議院議員、2007年に落選) 5,860,000円
町村信孝 5,420,000円
森喜朗 5,300,000円
尾辻秀久 5,000,000円
阿部正俊(現在は引退) 5,000,000円
青木幹雄 5,000,000円
鈴木俊一 4,600,000円
川崎二郎 2,060,000円
小泉純一郎 2,000,000円
古賀誠 1,900,000円
安倍晋三 1,800,000円
額賀福志郎 1,800,000円
高村正彦 1,680,000円
自見庄三郎 1,560,000円
中川秀直 1,420,000円
久間章生 1,000,000円
中山太郎 1,000,000円
堀内光雄 1,000,000円
その他32名

(2)派閥
自民党古賀派) 19,500,000円
自民党(旧河野グループ) 3,000,000円
自民党津島派) 2,520,000円
自民党伊吹派) 1,540,000円
自民党麻生派) 1,500,000円
自民党町村派) 820,000円
自民党山崎派) 600,000円
自民党高村派) 320,000円

(3)支部等関連組織
自由民主党支部等 228,500,000円

民主党関係 87,180,000円

[内訳]

(1)所属議員(4人)
三井 辨雄 44,100,000円
肥田美代子(前参議院議員、2005年に落選) 25,000,000円
逢坂誠二 5,000,000円
その他2名

(2)支部等関連組織
民主党支部等 12,320,000円

自民党民主党以外の政党、議員等 7,540,000円
都道府県薬剤師連盟 377,778,007円
■その他

特定議員との関連性が確認できないもの 48,570,000円

以上、2005年から2007年の3年間における日本薬剤師連盟からの政治献金等の金額の総計は…1,426,928,007円

※金額はすべて2005年から2007年の3年分の合計
総務省等において公表している資料を基に当社が整理したのもの。内容の正確性を保証するものではありません。
※議員の政治資金管理団体等に献金があったものをカウント

賛同者のコメントで、一番納得したのはこの方の意見。

丸田浩様 / ドイツハンブルグ大学付属病院客員教授(薬学博士)、NPO 「NF CURE Japan」マネジャー

日本の厚生労働省が本年6月から、いわゆる「大衆薬」(一般用医薬品) を副作用リスク別に3分類し、風邪薬や漢方 (生薬処方) など「伝統薬」の通信販売を禁じる方針で省令を改正済み、という驚くべきニュースを最近(海外で)知った。これは、製薬会社、医師会、薬剤師会からの不当な圧力によるものであることは明らかである。(憲法が保証している)市民一人一人の意志/判断による薬の「選択の自由」を束縛するものであり、断じて容認できない! 「憲法違反」だからだ! 新しい薬を開発している専門家である私自身の見解によれば、製薬会社、医師、薬剤師の間には、伝統薬に対する知識や理解がはなはだ乏しい。その理由の1つは、大学時代以来、そのような専門教育をほとんど受けていないからだ。従って、薬剤師が店頭で、患者に「副作用リスク」に関して十分な説明ができるとは思えないし、だいたい天然物由来の「伝統薬」(生薬)には、製薬会社が製造する合成化学医薬品よりもずっと副作用が少ない。だから、伝統的に生き残ったのだ! サリドマイド児などの「薬害」被害者たちは、薬剤師側の味方をしているようだが、「サリドマイド」は生薬ではなく純然たる合成化学薬品で、(副作用のテストを怠った)製薬会社から医師や薬局を介して妊婦たちに渡され、大量の奇形児の誕生をもたらした。医師や薬剤師の無知(不勉強)から生じた悲劇なのだ! 通販のせいではない! 彼らは何かを勘違いしている! 最後に強調したいことは、「通販」とは、単なる「流通手段」の1つに過ぎない。商品が書籍であれ、薬であれ、健康食品、サプリメントであれ、下着であれ、宝石であれ、店頭で販売できるが、通信(ネット)では販売(通販)できない、という理屈は全く成り立たない!

具合が悪いから薬を購入するのに、それを自宅まで届けてくれるサービス自体をなくしていいものだろうか。
スーパーでの買い物もネットで買って届けるサービスしてくれるのに。

消費者は、そんなにバカじゃない。

ガンバレ、三木谷。