お客様からの相談

古くからのお付き合いがあり、現在はどこからも借り入れはなく(もちろんうちも)
たまに、旅行に出かけてはおみやげを持ってきてくださる、お客様がいます。
そのお客様の長女がどうも金融会社からお金を借りたことが、亭主にばれてしまい
大変なことになっているというご相談。年齢は長女28歳、夫30歳、子供2人。
使った理由は、友人が始めた化粧品のショップで1セット購入の代金。
その母親であるお客様は、うちから借りて全額支払ってあげるという。
そうでないと、娘がかわいそうだと。
似たような話をよく耳にします。
夫婦であるのに夫に買い物の相談ができない妻と、根本を見ないでただお金を
借りたことだけで激怒する夫。娘から泣かれて頼まれてかわいそうというだけで、借金まで
して支払おうとする母親。
ある部分みんな義理堅く、優しそうに見えますが大きな間違いが。
みんながみんなその場だけを解決しようとしているだけです。
こういう解決方法をとっていると、何度も同様のことが繰り返されます。

  • アドバイスしたこと-

激怒している夫が30歳ということは、まだまだ子供。
今回、娘親がお金を出してあげても、こういう夫は妻が起こした一回の事件を
一生いい続けるでしょう。下手をすると夫の身内にまで話したりするでしょう。
最低限の生活費しか渡してもらえなくなったりします。
ともすると男は、生活費の中に妻の化粧品代や交際費が入ることを故意に忘れがちです。
あるいは、自分のごずかいだけを確保してあとは全責任を妻にゆだねます。

  • ではどうすれば-

この妻には、27歳の独身の弟がいます。
その弟に、義兄に向かって「俺の姉貴にどんな生活させてんだ」と言わせなさい。
それで、解決するといいました。

  • なんで-

今回の問題は、生活する上でかかってしまうお金の事をきちんと話し合う環境が
この夫婦になかったことです。その責任は双方平等にあります。
妻だけの責任にしない為と、夫に妻も女性であることを知らしめるため。
それに、なんといっても当方が一番大切なのは取引がないとはいえ、お客様が
借りなくてもすむということです。
義父や義母あるいは、仲人なんかに言われるよりも年代が近い同性から言われると
けっこう男は利くもんです。