Lady justice

まあ仮にこんな話があったら程度でいいでしょう。



ケース1. タキエ(64歳仮名)。

25年に渡るパチンコ依存症

前夫コウジ(66歳仮名)。

30年間、某自動車メーカーの回送運転手。

20年前は、年収1200万を越えていた。

嫁のパチンコの資金をせっせと稼ぐ。

収入の殆どをパチンコ屋に持っていく。

タキエは、持病(慢性○臓炎)をもっており仕事をすることが出来ない。

貯蓄無し。年金未加入。

確定申告も○商とかいうところでしており、かなり低く押さえられている。

なので住宅ローンも組むことが出来ず、所有不動産も無し。

5年前に夫の会社が傾き、持込業者はお払い箱に。

夫は、その後タクシーの運転手に。

夫の年収が、半分以下になったところでタキエは離婚。

持病があり就労が無理、助けてくれる親族もないということで生活保護

を受給。

2ヵ月後、病院の検査で胃にガンが見つかり翌月全摘の手術を受ける。

その後、抗がん剤の投与もあり大よそ1年で完治。

治療費は、保護から全て支払われる。

これを期に公営住宅を紹介され引越し、家賃は殆どかからない。

現在に至る。




ケース2.ミドリ(74歳仮名)

30年間、夫の経営する小さな果実輸入の会社を手伝っていた。

15年前までに、住宅ローンも終わり後はのんびり過そうと計画していた矢先

夫が肺ガンで入院。

入退院を繰り返し、7年前には高額な抗がん剤を買うために貯蓄も底をつき

自宅も売って治療費に。

3年前に夫は他界。

公営住宅に移りたいが順番待ち、年金だけでは生活できないので仕事を

始めるが根っから仕事好きで、会社でも重宝されその年齢でも月に10万ぐらいは

稼ぐ。家賃は6万円。



二人の人生は、おそらくまだまだ続く。

法が決めていることなので、天秤で量るわけにはいかないけど。

高齢者の生活保護受給率は、間違いなく増えている。

年金との差異について苦言をする人もいるけど。

税金をもらう人の恩恵に比べると、税金を払う人の恩恵なさ過ぎじゃないかな

と思うのです。


この像を弁護士事務所などでよく見かけますが、

テミスなのかユースティティアなのか。