80’s パプ編
河村と小沢は、バイトしていたビルの地下一階に新規オープン
する、○○百姓という居酒屋のオープニングの手伝いをしていた。
そこで親しくなった娯楽産業会社の部長さんが
パブのウエイターを探しているというので、面接をしに。
ホテルでのバイトもちょうど飽きて来ていたのと、新しく市内にできる
○○国際ホテルというところに、かなりの従業員が引き抜かれていった
こともあり、人間関係がギクシャクして環境もねー。
ホテルというのは、移り渡って役職をゲットするものだと痛感した。
面接と言っても簡単なもので。
ただ、この8階建ての飲み屋ばかりのビルに
こんなにも大きな事務所が存在していたことに驚いた。
店の名前は、ドイツの有名なお城の名前と一緒で
店内も、全て石積みのいかにも古いお城の室内をイメージしたものだった。
マネージャーは須○、フロントは上○といってかな。
私の仕事は、店の奥にある20人ぐらい座れる個室とバーカウンターの
担当で。飲むというよりは、食事する方たちへのサービスといった
ところでしょうか。
トーションからオシボリに替わった他は、仕事として要求されることも
仕事自体も、ホテルとなんら代わりのないものでした。
ただ、労働時間が長い。
18時から25時までだもの。
この時間にはバスも走っていないので、毎日マネージャーの車で
送ってもらっていたのでした。