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60年代の月面写真、最新技術で復元

月の地平線の先を地球が昇っていく「地球の出」。NASAの無人周回衛星ルナオービター1号が1966年8月23日に撮影したものだ。ルナオービターは、アポロの月面着陸を成功に導くべく、事前に月面の詳細地図を作ることを目的として打ち上げられた。今年はアポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げてからちょうど40年目に当たる節目の年となる。

 当時、月面写真の入手は困難を極めた。まず、地球からの遠隔操作で月面を撮影する。次に、軌道上でフィルムの現像を自動的に行い、濃淡を帯状にアナログスキャンしてデータを地球に送信する。地球では、データをモニター画面に映し出し、それを再び撮影する。最後は、帯状のプリントをコラージュのようにつなぎ合わせて全体の画像を作っていた。

 このように複雑な手順を経るため、40年前の月面写真の画質は優れたものではなかった。コピーの繰り返された画像は荒く、細部がぼやけ、鮮明さを欠いていたのである。

 しかし、NASAの科学者は将来を見越した上で、受信した電波信号を磁気テープに記録していた。
 今回、ボランティアの手により、そのテープを利用して当時の写真が復元された。復元チームはまず、数十年前の記録の復元と古びた磁気テープドライブの修繕に取り掛かった。現在はその作業を元に、1960年代にルナオービターによって撮影された有名な画像が次々とデジタル化されている。画質が大幅に向上し、月面が細部までくっきり表現された。

Photograph courtesy Lunar Orbiter Image Recovery Project

科学ってすばらしい。
だから不治の病になったとしても、生きていれさえすれば、いずれそれは訪れるのかもしれない。
よくドラマなどでは、お医者さんが「現在の医療技術では...」というような表現をきくけど、科学者自身が「現在の科学では」という表現あんまり聞かないような。
もっと謙虚になって、現在における真実であるということを理解させないといけないと思うのですが。

で、思い出したのが表題の映画。

かなり酷評が多い映画ですが、私的にはタイムカプセルから数字の乱数票がでてきただけで、わくわくしてしまうのであります。

「すべては、人類の未来のために」という意味では、ハッピーエンドです。