男と女


かなり古いフランス映画。

小学校だったろうか中学のときだったろうか。

水曜ロードショーでやるというので、それは観たくて観たくて。

ジャン・ルイ・トランティニヤンのファンだったわけでもなく、H系の映像を

期待していたわけでもない。

もちろん、ボサノバやシャンソンが好きなわけでもなかった。


ただ、そこに登場する一台のフォード。

ただただ、それがお目当てだった。

実際にルマンで勝ってしまった実車を主人公のジャン・ルイ・トランティニヤンがテストドライブするのである。

確か、フェラーリ250の連勝記録を止めてしまったんだっけ。

8台のワークスマシンのたまたま一台、しかもマクラーレンが乗っていたのを

借りたら、優勝しちゃったのだろうか。

そー、マクラーレンとはブルース・マクラーレンのこと。

マクラーレンチームの創始者です。

友達だったのかなー。

後から知ったのだけど、監督のクロード・ルルーシュは、とてつもない車好き。

だから未だにあんなに綺麗なレースシーンを見たことがない。



フォードGT40 Mk. II

さすがは、シェルビーの7ℓなのです。475馬力でかるく300Kオーバー。


そちらにばっかり夢中で、映画の内容はさっぱり覚えていませんが。

ただ、劇中でベッドのうえでアムーク・エーメにシャンソンだかボサノバだかを生ギターで弾いているのだけど、あれはジャン・ルイ・トランティニヤンだったのか、ピエール・バルーだったのか。

今でも思い出せない。

けど、ちょっとかっこよかったような気がしましたが。



1966年 フランス