国民金融公庫の年金担保貸付けは必要か

http://www.nomuralaw.com/tokushu/subfile/kakuronbunrui/kakuron/finance/Kokuminkinyu.html
老後の生活の糧である公的年金
この公的年金を担保として1年に需給する金額の最高1.2倍まで融資を受けることが可能です。
現役で収入があったり、蓄えがあったりする方が利用するぶんには、金利も安いことからなんら問題もないのですけど、生活のほとんどを年金に依存している方に融資実行するのは、どうなのでしょう。
現在は償還の仕方もかなり幅広く設定できるのですが、借りたことによって生活が破綻しかけている方をかなり多く見受けられます。

生活保護を需給するためには、かなりの時間と審査が費やされますが、年金を融資償還のために減額または需給できなくなり生活が成り立たなくなった場合、かなり簡単に救済を受けることが可能です。
金融公庫事業は、事業者向け貸付でかなりの不良債権を出していますが、年金担保は確かに不良化することは、本人が亡くならない限りありません。
かといって、安易に融資することによって救済しなければならない人たちを作っているのではないだろうか。
救済しているお金は、税金です。

12月から前倒しで総量規制が始まろうとしているのを考えると、それにより借入れすることが出来なくなった方が、そちらの道へ走っていきそうな気がします。

年金で借りてしまい、それによって生活が出来なくなったから今度は救済してくれ。税金から出しますからいいですよ。

こんな構図許されていいのでしょうか。
KORさんのいうところの「モラルハザード」の本当の意味がよく分かります。