80’s パプ編
先輩の出身地で、全ての県民が同様の人種であるというような
イメージをもってしまったのは、この頃でしょうか。
バイトの帰り、25時を過ぎていつものようにマネージャーの仕事終わりを
待っていた時。
地下にあるゲームセンターでフロントをしていた
レイバンのサングラスを片時もはずさない怪しい若者とよくおしゃべりするようになり。マネージャーが遅くなった時など、この怪しい人に何度か送ってもらうようになり。確かセリカのリフトバックを乗っていたっけ。
河村と一緒に借りていたマンションにも、週末良く泊まりにきていた。
ただ、これがよくなかった。
われわれは、彼の不審な素行には気付いていたのだけど、私のところに
よく遊びに来ていた甲田と元木には、その免疫がなかった。
なにせ、半年後ぐらいにこの人にサラ金から金を借りさせられて
支払が滞っていると相談された時には、びっくりしてしまったもの。
この怪しい先輩が茨城県出身。
それから、茨城の人のことは信用しないことにしている。
帰りしな、河津の蕎麦屋さんへ。