鳩屋の話

昨日、一昨年でこの商売をやめ本格的にレース鳩の仲買人になったW社長がいきなり来られた。

要件は、ベルギーから来た新しい種鳩に韓国人の買い手がついたから、韓国まで血統書

と写真をメールで送りたいので、スキャナしてくれという事。

確かに枚数と写真の数が多いので、JPGのままでは一度におくれない。

で、スキャンファイルをPDFに返還して計20ページにまとめてメール送信。

ただメールに見積もり金額を書いているのだけど、そんなに鳩って高いのと言うほどの

値段です。100万円越えザラでした。


急いでいるらしく、うちの会社からメールを送ったので、問い合わせの電話が直ぐ入る

ので待たせて欲しいとのこと。

どーぞ、どーぞ。


私といえば、うちの車のボンネットにいつも糞を落としているのは、社長のところの鳩

だろうなどと、冗談をいいつつ。

そしたらおもむろに、面白い話をきかせてくれた。


年に2回は、オランダとベルギーに鳩の買い付けにいくのだが、その土産話。


鳩社長 「どうしてオランダと言うようになったか知ってるか」

私   「ホーランドという窪地というのがオランダと言う風にかわった」

これは、正解だった。小野伸二がオランダに移籍するときどこぞのテレビでみたから。


鳩社長 「オランダの風車は有名だけど、何のための風車かしってるか」

私   「日本の水車と一緒で穀物を削るため」

鳩社長 「ブー」

これは今の今まで知らなかったのだが、オランダは低地で水害を受けやすいので、風車

によって揚水し堤防を作って農地をまもっているのだそうです。

だから農地は湿地帯のようなところが多く、農作業のときに木の靴を履くんだって。


鳩社長 「じゃあ、コーヒーショップとコーヒーハウスの違いは、しってるか」

私   「まだいるの、もう帰れば」

鳩社長 「ほら、韓国のバイヤーから電話が入った」


なにやら日本語とわけのわからないオランダ語?の鳩の名前やら、目の色などを説明し

ている。

鳩社長 「じゃあ帰るわ」

私  「気になるから、答えを教えてってください」


コーヒーハウスは、単純にコーヒーをのむカフェのこと。けどコーヒーショップという

のは、現在わが国でも社会問題になっているある物を取り扱っている場所なのだそうです。

つまりカナビスで作られた製品のこと。

乾燥させたもの、圧縮させたものなどを提供してくれるお店なのだそうです。

そのままずばりの言葉で書くと大変なところから、閲覧が入りそうなのでそこは、控え

ておきます。

ただこの国の法律も矛盾しているところがあって(日本もそうだから問題がおきる)、

販売をしてもいいが、仕入れをしてはいけないという法律があるらしい。

では、自家栽培、自家焙煎なのかーなどと思いつつ。

嵐のように鳩社長は帰っていった。



モンマルトルの風車 1887年 ゴッホもオランダ生まれ



なるほど、外国は行って見ないと、知らないことだらけなんだ。