秘密

 帰りの飛行機でクライマックスを迎えてしまう。左の座席は、赤の他人。読んでる私は目が真っ赤。ただ、右の3人は熟睡していたのでたすかりました。
泣けてしまう最後の数ページ。このことが本当の意味でのタイトル。

第52回日本推理作家協会賞長編部門受賞作

「真実は神のみぞ知る」ただその真実を知っているのは私だけなのだから、私は神といっていい。    BY それでもボクはやってないの最後のナレーションより

んー、そんな感じ。

ふと思ったのは、作者はきっと多重人格の人がそれぞれの人格同士で記録できるコミュニケーションが取れたら、というところからこれを書くきっかけになったんだろうなと思っちゃいます。

たぶん。