悪意

一冊読むのに、かなりの時間を要しました。
なにせ電車の中だけなので。
しかも会社までは、二駅。

すっかり騙されてしまいました。
「人物を描く」ということ、最初から読者にイメージを作らせてしまう事。
物書きの人は簡単なのでしょうね。

そのために真実が歪んでくる。
警察の調書でそれをやられたら、被疑者はたまったものではない。

恥ずかしながら私、犯人は猫を殺された隣人とばかり思っていました。
これもまた、最近起きた元次官夫妻殺害事件が頭に残っていたからなのでしょうか。

おすすめです。

東野圭吾って頭いいーと、思わせる一冊でした。

脱帽。