ついにここも

(株)裏磐梯高原開発公社(耶麻郡北塩原村桧原字猫魔山1163、設立昭和61年2月、資本金4億円、大島良治社長、従業員17名)は6月3日、整理回収機構から東京地裁へ会社更生手続開始を申し立てられ、同日保全管理命令を受けた。

 保全管理人には長屋憲一弁護士(千代田区平河町2−4−13、電話03−5226−1116)が選任された。

 負債は約60億3400万円。

 同社は昭和61年2月、旧福島交通グループ各社や北塩原村が中心となって設立、同年12月に「裏磐梯猫魔スキー場」としてオープンした。その後、株主が変わって営業を継続。スキーコース11本、リフト8基、レストハウス2棟、駐車場乗用車3000台、大型バス50台収容の裏磐梯地区ではトップの規模を誇り、ピーク時の平成4年3月期では70万人を超える集客と年商約13億5400万円をあげていた。

 しかし、その後はスキー人口の減少もあって慢性的な赤字体質に陥り、20年3月期には年商が約2億3400万円にまで落ち込むとともに、債務超過額は約49億1400万円に達するなど厳しい経営が続いていた。こうしたなか、主力債権者である整理回収機構としては、現経営陣がスキー場を再生させることは困難であると判断し、今回の申し立てとなった。

このスキー場が出来たころは、かなりブームになっていたのだが。
ゴルフ場のようにどこぞのファンドが手を上げるだろうか。
いやことスキー場に関してはないような。
けどここは、立地的にも成田から近いし、近年オーストラリアなどの外国人も増えているのに戦略をあやまったのか。
貧乏くさいどこぞのスキー場ではなくて、一気に極東のセレブ御用達のスキーリゾート目指すなんてどうでしょうか。
ただ、集客できるのが3ヶ月ぐらいだからやっぱ無理か。
いっそアラブの石油王に売ってしまえば。