幼少期
孫と自分を重ねてみる。
あの頃の自分。
69年。小学二年生。
毎日、釣りばかりしていた。
毎日、ランドセルを放り投げ釣り竿と餌のミミズ(今ではさわれない)を持って家のそばの川へ。ウグイとアメマスを嫌と言うほど釣りまくった。食べるわけではないのだけど、餌に食い付いた時のググッとくる感じが快感だった。
漁師の爺さんは、喜んで竿やら今度は磯釣りだと、道具を買い揃えてくれた。
小学三年生の時には、一人で干潮の時にしか渡れない岩場で8時間以上過ごした。
花咲蟹がハズレでタンタカと呼ばれた腹が黄色いカレイを狙い続けた。
小学4年の時は、凧にハマった。
仲良くしてた美術の先生に教えてもらった立体凧を10以上作ってとばした。
母親が長期入院していて、かわいそうに思った父親がバルサ材やら和紙やらを呆れるくらい買い揃えてくれた。
200メートルのリールでとばすのだが、糸の重さは凧の性能を上回ると初めて知った。
小学5年。新任できた教頭の息子と仲良くなった。2人で毎日裏の小高い丘の頂上から、スキージャンプをした。息子のほうは途中からスラロームに変わったが私はずっとジャンプ一筋。
札幌五輪の笠井は、ヒーローだった。
小学6年。同級生の仲良し3人、みんな同じラジオを買ってもらった。ソニーの短波も聞けてトランシーバーにもなるやつ。
学校で前日の夜のラジオ番組の話をよくした。
3人とも、歌謡曲は聞かないへんなガキだった。
ん〜