お小言

実家のそばの町の親戚からの年賀状に

「連絡よこせ」みたいな走り書きがあるのを見つけ

久しぶりに電話をしてみると

80才のおじさんから、沢山のお小言をいただいた。

まあ、私ども実家の不手際といってしまえばそれまでなのだが。

ただこのおじさんも、大昔のことをいまだに腹に抱えているようで

どうしてこうも過去のことを忘れることができないのでしょう。

正月早々こちらから反論していやな気分になるのもと思い

「夏にそちらにお邪魔して、きちんとお話しましょう」なんていってしまった。

「ただ、それまではこの話はご内聞に」といったのに

電話をおいて五分も経たないうちに、ちがう親戚から

「おじさんから話を聞いたけど」と電話が。

あー、電話口の相手は元気に怒っていたけど

80才だったんだっけ。

いいですよ、言ってください。私は忘れることができますから。