側
人の立場とは、確かにそれぞれで。
しかし、当事者になってみないと判らないものというのも
多々ある。
土曜は、嫁のリハビリの日。
移動は全て車椅子。
私も若かりし頃、2週間ほど車椅子生活をしていたが
それはあくまで病院内で、外出という経験がなかった。
しかし、昨今の病院は家で生活が可能なのであれば
どうぞ早く退院してくださいという姿勢らしい。
で、いろいろと調べると新たな驚きが。
たとえば車椅子の価格。
これは考えていた価格よりもはるかに安い。
20000円でお釣りがくるものも多いこと。
あと、日本の歩道(歩道があればだが)は車椅子には
全く適していない。
容赦なく歩道と車道の段差が立ちはだかる。
ただ、小売店はやさしい。
店舗の一番近くに駐車させてくれるし、車椅子の貸出し
(無料)までしてくれる。
見知らぬ人がドアを開けてくれるし、微笑んでくれる。
レストランでは、4人がけのところに席を取ってくれるし
ね。
車椅子を押してる私のほうまで、何かいい気分で。
ボランティア活動でもしているかのような......
公共インフラが未だ大したことのないこの国だが
確かに民間と世間の お も て な し は、
誇れるのかも。