Restrisiko

倫理委員会の提言の要諦は、メルケル首相が今年6月に連邦議会で行った演説の中で用いた「残余のリスク(ドイツ語:Restrisiko)」という言葉にある。「残余のリスク」とは、技術的に考えうるあらゆる対策を講じても、完全に無くすことのできないリスクを意味し、そのリスクは社会全体でも負い切れないものと倫理委員会もメルケル首相も判断した。この「残余のリスク」が原発に対するドイツ流の倫理観であり、日本と大きく異なるところであると、ドイツ在住の環境コンサルタント望月浩二氏は指摘する。

ドイツに脱原発ができて日本にはできない理由より  望月浩二氏

ドイツが脱原発に踏み切った倫理観について書いていたのだけど。
このRestrisikoという言葉とその意味、いいねー。
検索をかけてみると、かなりの分野の設計段階で計算されていることに気付く。

未曾有の被害を出したにもかかわらず、未だにきちんと議論されないこの国
にとって、その理由付けにもっとも合致した言葉であると思ったのでした。

メルケルさすがです。