金利規制


法による金利規制は、必要かと自分に問いかけると。

それは、必要です。と答えます。

もし契約の不履行があった場合、公的な機関を使って督促やら強制執行やらを

行うわけですし。

その公的な機関が、ものさしを持っていなかったら、何でもありになってしまうわけで。

そのものさしが、来年の6月をめどに変わろうとしています。

第4次施行というヤツです。

20-18-15%になるのです。



現在の出資法の上限金利は29.2%。

例えば、今日10万円を借りて元利金等払い、毎月8日支払、月々10000円返済とすると

10000円を11回、12回目となる来年の12月8日は6003円となります。

つまり16003円が利益となるわけです。

では、その契約についてどのくらいの経費がかかるかというと

印紙代200円

証書代50円

12回分の領収書送料 960円

その他データバンク、個人情報書式他 200円

人件費を抜かすと、1410円の経費がかかります。

16003-1410=14593

コレが、利限法になると

9159-1410=7749


つきの利潤て考えると、

1216円と645円。


こんな商売だれがするかと思われる方が殆どでしょうし、出資なんてするのは

ただのお馬鹿さんでしょう。

しかし大企業だった場合少し変わってきます。

何が違うかというと、顧客のプライムと支払い方法なのです。

優良顧客(んー微妙な表現)でリボルビング。

3年間の自由払いにすると、36ヶ月だまって利息収入を得られる確立が高くなるのです。

5000億円の貸付残がある場合、月々3.225.000.000円の利息収入が得られます。

コレならなんとなく投資対象になりそうな気がしますよね。

しかしこういう企業でさえ、もはや投資していただける銀行やファンドなんてないんです。

何故かというと、KABARAIという含み損を抱えているからなんです。

ローマ字で書きましたが、いまやこの言葉は世界共通語です。

いまさらKABARAIという法のからくり(確かにからくり)を説明しませんが。

何を言いたいのかというと、この含み損を抱えているかもしれない企業を上場

させて本当によかったかということ。




 ......明日につづく