金利規制
法による金利規制は、必要かと自分に問いかけると。
それは、必要です。と答えます。
もし契約の不履行があった場合、公的な機関を使って督促やら強制執行やらを
行うわけですし。
その公的な機関が、ものさしを持っていなかったら、何でもありになってしまうわけで。
そのものさしが、来年の6月をめどに変わろうとしています。
第4次施行というヤツです。
20-18-15%になるのです。
例えば、今日10万円を借りて元利金等払い、毎月8日支払、月々10000円返済とすると
10000円を11回、12回目となる来年の12月8日は6003円となります。
つまり16003円が利益となるわけです。
では、その契約についてどのくらいの経費がかかるかというと
印紙代200円
証書代50円
12回分の領収書送料 960円
その他データバンク、個人情報書式他 200円
人件費を抜かすと、1410円の経費がかかります。
16003-1410=14593
コレが、利限法になると
9159-1410=7749
つきの利潤て考えると、
1216円と645円。
こんな商売だれがするかと思われる方が殆どでしょうし、出資なんてするのは
ただのお馬鹿さんでしょう。
しかし大企業だった場合少し変わってきます。
何が違うかというと、顧客のプライムと支払い方法なのです。
優良顧客(んー微妙な表現)でリボルビング。
3年間の自由払いにすると、36ヶ月だまって利息収入を得られる確立が高くなるのです。
5000億円の貸付残がある場合、月々3.225.000.000円の利息収入が得られます。
コレならなんとなく投資対象になりそうな気がしますよね。
しかしこういう企業でさえ、もはや投資していただける銀行やファンドなんてないんです。
何故かというと、KABARAIという含み損を抱えているからなんです。
ローマ字で書きましたが、いまやこの言葉は世界共通語です。
いまさらKABARAIという法のからくり(確かにからくり)を説明しませんが。
何を言いたいのかというと、この含み損を抱えているかもしれない企業を上場
させて本当によかったかということ。
......明日につづく