理由(わけ)
人生を狂わせて、いや人生設計を狂わせた退職金。
先月の末に、本日9時に完済するから全額集金に来てちょうだいといわれて
自宅を8時前に出発。
この方とは、本当に長いお付き合い。
思い起こせば、15年前。
ご主人は、大手生保勤務でした。
このご主人、見栄っ張りで気がとても弱い。
これが原因で、15年間大変な思いをしてきたものと思われるのです。
退職後直ぐに退職金が出るはずだったのに、そこは金融会社のすること
会社に出資しておけば、3パーセントの利息つけますよ。
本当は、直ぐに必要だったのにもかかわらず、同期で退社する周りの同僚
たちが、会社の提案に即乗ってしまったのでした。
この時、「私は、やめます」の一言がいえたら、こんなことにはならなかったはず。
その2年後、住宅ローンの残金を退職金で完済しなければならないのに、またしても会社に言えず、息子にローンを組み替える。
そうしてるうちに、家にもガタがでてきたり、息子がリストラにあったりと
不運が続く。
本当なら、退職金でローンの残債をすませ、夫婦で旅行でもして、年金で楽々生活を楽しむはずだった。
その後、生保の不払い問題が出てきて延期、保険月といっては延期となかなか退職金を払ってくれようとしない。
弁護士に内容証明出してもらえばといってみるが、同僚の手前恥ずかしくてそれもできない。
なんとも、早くしないと人生終わってしまいます。
人生設計がうたい文句の大手生保が、これじゃあどうしようもないね。
かろうじて出資利息は、ローンの借り入れ利息と逆ザヤにはなっていないようだけど。
いくら一部上場といっても、何時なくなるかわからないのですから、退職金は
直ぐにもらっておきましょう。
これはフィクションではありません。