クワン


ザ.エージェントという映画の中でキューバ・グッディング・Jr演じるアメフト選手が、プロスポーツ選手の格付けに使った言葉。
しかもクワンは、最上級のさらに上を指すものらしく彼の造語。
なんとなく忘れられない言葉。


今週のトーナメントで優勝した遼くん。
水切りショットまで見せてくれて、涙していた遼くん。
翌日のワイドショーでは、その話題でもちきり。


けどそんな周囲の意見など聞く必要はない。
「普通なら、あそこで刻む」とか「水切りショットなんかしないで4打目でパーを狙う」とか。
一緒に回っているプロだけだろう、彼の本当の実力を知っているのは。
自分達とは違う領域で生きている人なんだと知っているのは。


回りの意見をよく聞いて、回りの言うとおりにしていたら結局回りのプロと、いっしょになっちまう。
だれも15歳でプロトーナメントで勝ったことはないし、17歳のプロで2勝もした人はいない。


「最後には、いいことが待っていると信じてプレーしてました」
遼くんが優勝インタビューのときに言った言葉ですが、なんとボビー.ジョーンズも
「いつか幸運が訪れる事を期待して、努力をつづけボールを打ち続けなさい」
といっています。
オーガスタは、ボビーが設計したゴルフ場。
20歳のとき、パトロン達の前でグリーンジャケットを着せてもらっている遼くんがいる事を本当に期待して。


君の前に道はない。君の後ろに道は出来る。