最後のB研修
長年、業務研修委員として試験管をしてきましたが、今月の17日をもって旧協会が主催するのは、最後になります。
これからは、国家試験になってしまいます。
消費者金融において本当に必要な資格なのでしょうか。
業者の質の向上をうたっていますが、大事なところが抜けていないだろうか。
どちらかというと、多重債務者を作らないあるいはなくしていく為には、このようなことよりも業者に対してカウンセリングの方法を(心理的な部分)説いていったほうがいいのではと思いますけど。
金融庁としては、カウンセリング機関は設けたのでそちらに誘導しましょうみたいなことを言いますが、現場で行うことが出来るのであれば余計な予算や債務者に関わる費用や時間もはるかに短縮できるのではと思います。
典型的な債務の返済のための借り入れを申しもうとする人は、過去に比べると(当方の場合)はるかに減っています。
債務の整理の仕方は、もう皆さんかなり知っていてそれでも借りなければいけないと考えてしまう事実に問題が移っているように思います。
過去の自己破産者数がここ10年で、現在の140万人といわれる多重債務者数とほぼ同数いるのです。過去の借りれなくなった破産者に対する措置はどう考えているのでしょうか。
その方たちもまた、セーフティーネットたる税金で救済という不良債権を作るのでしょうか。
借りなくてもいい人に高額の融資枠を設け、本当に必要な人に資金を融資できないような体制作りには、どうしても納得できない。
小額資金の需要が必ず存在するのに、その供給元を根こそぎ無くしてしまうことは、どんどん金融犯罪を巧妙化してしまいその取り締まりにまた税金を投入しなければいけなくなる。
確かに経済は、流動的でどの国でもどんどん法が変わっていっていますが、ここ数年日本の大手の資金がどんどん東南アジアに流れていくことを考えると、本当に国内の法律がこれでいいのでしょうか。
数年後、東南アジアの国から大バッシングを受けないでしょうか。
そうそう今の気持ちで言うと
老兵は死なず、ただ消え去るのみ。
なんだかなー