与信の未来って
SBIの消費者金融業者イコールクレジットの発表
SBIイコール・クレジットにおけるクレジットスコア開示サービスの開始について
2006年3月1日
SBIホールディングス株式会社
当社子会社で消費者・事業者向けローン事業を展開するSBIイコール・クレジット株式会社(本社:東京都港区、代表者:石井一君、以下SBIイコール・クレジット)は、ローン業界で初めて個人単位の与信判定基準となるクレジットスコア(信用力得点)を顧客に開示するサービス「クレジット・エンハンサー」を開始いたしました。
SBIイコール・クレジットでは、事業開始以来、独自の審査システムで申込者の与信に関するリスク度合いを得点化(スコアリング)することにより評価し、諾否判定や限度額、金利等の貸付条件を設定するリスクベーストプライシングを行っており(※)、「クレジット・エンハンサー」は、この当社独自の算出ルールにもとづくクレジットスコアを、イコール・クレジットのWEBサイト (http://www.equalcredit.co.jp/)内に新設するコンテンツ「育てるキャッシング」を通じて顧客が把握できるようにするものです。同サービスは、本日以降の新規申し込み顧客を対象に開始いたします。
SBIイコール・クレジットのローンを利用する顧客は、「クレジット・エンハンサー」を活用し取引後の自身のキャッシュフローや返済状況に応じて定期的に見直されるスコアの変動を把握することによって、自らの信用力の変化を確認することが可能となるとともに、取引の実績や借入の圧縮が信用力向上に貢献することを体験的に理解できる仕組みになっています。このスコアの変化は、貸付条件の変化と連動しており、顧客におけるローンの計画的な利用を促進する効果も期待されます。
また、与信判定基準となるスコアを開示することで、SBIイコール・クレジットが実践する信用力に見合った公平な審査を広くご理解いただくこともねらいとしています。SBIイコール・クレジットでは、今後「育てるキャッシング」のより一層の充実化を図り、
消費者啓蒙、消費者教育に注力するローン会社として、経営理念のひとつである消費者啓蒙、消費者教育を実現させながら企業価値の向上を目指してまいります。
(※)SBIイコール・クレジットのWEBキャッシングサービスの仕組み
SBIイコール・クレジットのWEBキャッシングサービスは、独自の与信システム「EQCディシジョンエンジン」と、世界最大のクレジットスコアリング会社フェア・アイザック社(本社:米国ミネソタ州ミネアポリス日本における代表者:石川 豊明)が提供するクレジットスコアリングモデルによる与信を行い、ローン利用者の審査結果に応じて、最大貸出金額300万円(初回100万円)の範囲内で貸出条件を自動的に提示するカスタマイズ型のローンサービスです。
この下にでているフェア・アイザック社のシステムは、日本の信販会社でも使われだしてきているものです。これからは、消費者金融会社もこの与信システムを使い出せば、今ある情報機関よりもはるかにレベルの高い与信が可能になります。興味深々です。
また、イコールクレジットでは、ローンの貸出債権は、ドイツ証券会社と提携して証券化することが前提となっているとのことなので、スコア別に債権化したとするとやはり、利限法以上の債権については、ハイリスク・ハイリターンという評価になるのかな。