80’s パブ編 最終回

二年間は、教養課程といわれる一般的な講義が主だったので
バイトをしていても、何とか単位は取れていた。
しかし、これから先二年は専門分野となるため
全くと言っていいほど、サボったりすることができなくなる。

なので、私の水商売ビジネスも春休みを前に辞めなくてはならないことに。
最後の一週間、パブの個室は私の知り合いばかりだったような記憶が。

河村と小沢が、以前の寮の先輩たちをこぞって連れてきたり。
その中でも、留年が決まってしまった先輩も数人いたり。
また、次の日は才田さんが幹事で結婚式の二次会にわんさかホテル関係者
を連れてきたり。
この結婚式、実は昔から才田さんが片思いしていたホテルに出入りの
花屋さんのスタッフでして。その花嫁、事あるたびに才田さんに相談事を
していたわりには、結局別の旦那様を見つけてゴールイン。
幹事の挨拶の段階で、もはや号泣状態だったのには
悪いと知りつつ、噴出してしまった。

そしてバイトの最終日。
来たのは、そうラグビー部オービー数人とコーチ、監督。
そして岡山県のアノ二人。
ただこの二人、「私のところに来ては、就職が無かったらワシの会社にこいや。
端から、役職つけたるから」が口癖でして。
私としては、冗談じゃないと思っていましたが。

信じられないような飲み方をしていったこの集団。
挙句は、7階からクラブの支配人を呼びつけて二次会の金額交渉を
しているのでした。
なんとも、学生の分際で。

こうして、水商売に係ることは最後になりました。




クオリティー高い。
本物(映画の「ダークナイトバットポッド)は、二輪だけどね。