独り呑み


別に珍しいお酒が在るわけでもなく、料理がうまいわけでもなく。

ただそこの暖簾をくぐれば、誰かかれかいて自然に話が出来たりする。

その誰かを期待して行ったりもする。

幹事を仰せつかっても、お世辞にも連れて行ける雰囲気でもなく。


しかし、ここ1,2年でその誰かかれかがどんどん減って行き。

こうなると、私自身も足が遠のいてしまうわけで。

五十を迎える歳になると、新しい人付き合いを求める好奇心もなく。

やっぱり、知っている知られている顔見知りのほうが楽なのです。


そー楽になろう。

私は、自由。